当り前に機能するはずのガスコンロが 突然点火しないというのは、本当に困ります。
そんな時、あわててガス屋さんを呼ぶのではなく、ちょっとした確認をするだけで解決することも多々あります。
例えば、大元のガスのプラグが抜けているだけであったり、電池が切れていたり、ガスの出る点火口が吹きこぼれで汚れているだけであったり…。
今回は、ガスコンロが点火しない場合に、チェックする9項目を以下にご紹介しましょう。
ガスコンロが点火しない場合の対処方法は?
- 1、まずは、ガスの元栓を締めましょう。
- 2、下記の9つのチェックポイントを確認します。
- 3、自分で対処できなければ、ガスの業者を呼びましょう。
ガスコンロが点火しない時にチェックすべき9つのポイント
案外基本的なチェックで確認していると原因が判明したりします。
1、大元のガスプラグが抜けていないか確認する。
2、ガスメーター自体は止まっていないか確認する
3、ゴムホースが折れていないか確認する。
4、受け皿にアルミホイルを載せていないか。
5、バーナーキャップが外れていたり、浮き上がっていないか確認する。
6、温度センサーの確認。
7、点火電極が曲がってしまい、バーナーに向いていないかどうか確認する。
8、ガスの出る穴、点火電極が汚れていないか確認する
9、電池は切れていないか確認する。
1、大元のガスプラグが抜けていないか確認する
あまりチェックすることのなかった元コックの部分が何かのはずみや、物が当たって抜けていることがあります。
こうなってしまっていると、点火しないのは当たり前ですね。
また、元栓を締めて確認する前に、元栓が閉まった状態になっていることもありますのでガスを使う前には必ず確認するようにしておきましょう。
2、ガスメーター自体は止まっていないか確認する
ガスの供給があれば、ガスメーターは動いている状態です。
いつも見ていない場所に在ったりしますが、一度確認して止まっていたら、供給がないことになります。
3、ゴムホースが折れていないか確認する
ゴムホースが曲がっていたり折れていたりするとそれだけでガスの通りが悪くなって
接触不具合によって、ガスが点火しないことがあります。
4、受け皿にアルミホイルを載せていないか
指定以外の補助具は、トラブルの原因となる場合があります。
5、バーナーキャップが外れていたり、浮き上がっていないか確認する
バーナーキャップは、マーク(前・後・△印など)を合わせてセットしてください。
6、温度センサーの確認
温度センサーが汚れていると、センサーの誤作動が働いて火がすぐ消えたり、点火しないといったトラブルになります。
センサーは水で軽く濡らした布をよく絞ってお手入れします。
7、点火電極が曲がってしまい、バーナーに向いていないかどうか確認する
掃除したときなどに当たってしまい、点火電極が少し曲がってしまっていることがあります。バーナーに向いていないと、火花がガスに当たらなくなり点火しないことになります。
8、ガスの出る穴、点火電極が汚れていないか確認する
料理の際の吹きこぼれなどで、それぞれが汚れていませんか。
汚れがこびり付いていたり、目詰まりしている場合はいらない歯ブラシなどで丁寧に取っていくとよいでしょう。
9、電池は切れていないか確認する。
基本的には、電池が入れてしまうと点火しなくなっていきます。気づかないうちに消耗していくものなので確認が必要です。
電池トラブルは意外と多い
また、電池に関しては様々他の機能も電池で作動するので以下の確認が必要です。
二口のうち一つのコンロは普通に付くのにもう片方は付かないということもあります。
火が付かない方のコンロは、「天ぷら過熱防止センサー付き」かどうか確認してみて下さい。
コンロの真ん中にバネ式で、指で押すと引っ込む金属の突起が付いていて、それが鍋の温度センサーになっているものです。
それは、天ぷら火災が起こるほどの温度を検知すると、自動でガスの供給を止めるものです。
初め着火するときにはバーナーに火が付くのですが、手を放すと消えてしまうこともあります。
他のコンロは普通に火が付きますが、天ぷら過熱防止センサー付きの方は消えてしまうことがあります。
つまり、このセンサー自体も電池で作動するものなので、電池を新しくすることで正常になります。
また、着火用のスパークの音の間隔が長いこともあります。
電池が新しいと、着火した時の音が
「チチチチチチチチ」
と間隔が短いのですが、電池が少なくなると
「チッチッチッチッチッチッチ」
と、間隔が広く、長くなります。
これが電池が消耗している証拠で、交換すると変わります。
最後に
今回は、ガスコンロが点火しない場合の対処方法と確認した方がいいチェックポイント9つについて、ご紹介いたしました。
キッチンにあって一番危ないな、と思う機能に、ガスコンロがあります。やはり、火事の危険が伴う部分だからだと思います。
なので、点火しなかったり何かあるとすぐ、ガスの業者を呼ぶ前にできることが色々あります。
本当に対処できない時にこそ、来て頂かないといけません。事前のチェックで、安心して、快適なキッチンをお使いいただきたいと思います。